外の世界に怯えるモグラ

外の世界に怯えるモグラ

モグラは太陽を嫌っているのかな

きっと光に弱いのだろう

光に弱いから土の中にいるのか

土の中にいるから光に弱いのか

分からないけど土の中にいたいのは間違いないだろう

真っ暗で何も見えないというのに

変わったやつだ

しかしね

何となく分かるんだよ

土の中って妙に落ち着くんじゃないかな

お母さんのお腹の中にいたあの感覚に似ている気がする

ぼのぼのでフェネギーの親子が話していたが

赤ちゃんが産まれてくるとき泣いているのは

お母さんのお腹の中にいたかったからだと

あたたかくて安心できる場所から離れたくないからだと

その気持ちは非常に分かるよ

私もそうだったから

子供の頃

熱を出すと決まって同じ夢を見た

二つあるのだが

そのうちのひとつが 土の中にいる夢だ

地中深いところに子供の私は丸くなっていて

居心地がよく安心できるところだった

私はとても幸せだった

ずっとここにいたいと思っていたが ある時 土の女王?みたいな人が来て(土をすり抜けているような状態)

私に脅しをかける

嫌がる私に怒った土の女王は 叫ぶと上下から壁?が現れて私を潰しにかかる

サンドイッチのようにペチャンコになって死んでしまうと恐れる私は逃げ回るが どうしようもない

どんどん壁は狭まり 私は逃げ回るが逃げ場がなくなってくる

最終的に壁に挟まれた私は身動きがとれず 潰される瞬間に目が覚める

そんなパターンだった

これを毎年紅白歌合戦が放送されている時に見ていたわけだが 当時の私にはかなりキツかった

私はモグラなのかもしれない

正直 産まれてくるのは嫌だった
ずっとお腹の中にいたかった

外の世界に怯え よくタオルケットにくるまっていた

朝が来るのが怖くてたまらなかった

よく分からないまま外に連れ出されてはビビっていた

母にくっついては離れないようしっかりとくっついてたもんだ

私はできることなら外に出たくなかった

しかし家にいたかったかと言われたら それもまた違う

家も家で怖かった

要するに全てが怖かったのだ

モグラは地上に出されるとパニックになり 恐怖に駆られる

地中に戻ろうとするが それが出来ないと分かると絶望するのだ

一度だけ地面の上でグッタリしていたモグラを見たことがあるが

今思い出すと生きるのを諦めてしまったように見える

あのモグラは弱肉強食の競争社会で生きることはとても困難だったろう

かわいそうに

あの時土の中に帰してあげれば良かったと思う

実際 逃げもせず絶望していたので 捕まえても抵抗しなかっただろう

ある意味優しいやつだったのかもしれない

ファイティングポーズをとって攻撃することもしなかったわけだから

モグラは暗闇に慣れすぎていて目が悪いと言われているが それは違うな

光を見たくないだけだろう

だから目を瞑っているだけだと思う

外の世界に怯えているのはそのせいだろう

分かるよ

きっと私の前世はモグラだったに違いない

モグラはミミズを食べるそうだが 今世の私も麺類が好きだ

毎日麺類を食べている

大人になった今でもたまに籠りたくなるが

大分人間らしくなったと思う

これでいいのかよくわからない

しかし

今でも変わらず外の世界は怖いよ

だけど

嫌いじゃないと思えるようにはなったかな

はい。

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