創作小話

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サンチーヌの岸壁(創作小話です)

サンチーヌの岸壁(創作小話です) とある村の近くにサンチーヌの岸壁といわれる 切り立った険しい崖がある その崖は名のあるクライマー達の中で有名になっており 挑戦しに来るが 皆行ったっきり戻ってこない ちなみにまだ頂上に登りきった者は...
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ダンテの話~ジョンの秘めたる思い~(ウエディングハント)

ダンテの話~ジョンの秘めたる思い~(ウエディングハント) いつの間にかミリガンとグレア ジョンとダンテのペアに分かれていた ミリガンはグレアの話を目を輝かせながら聞いていた グレアの話は広い世界を想像させ好奇心をくすぐられるからだ ...
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ジョンとダンテの邂逅(ウエディングハント)

ジョンとダンテの邂逅(ウエディングハント) 前回の話↓ 翌朝ジョンは窓の外をぼんやり眺めていた ゆうべは手紙の内容が気になってあまり眠れなかった 生欠伸が出る度にやるせない思いになるが 今日も一日が始まるわけで しっかりしなきゃ...
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俺の中に潜む悪魔ヤンボー(創作小話です)

俺の中に潜む悪魔ヤンボー(創作小話です) 俺は野暮な男だった 野暮すぎて「ヤンボーマーボー天気予報♪」のヤンボーと呼ばれていた そう だから俺の名はヤンボーだ ランボーではない ヤンボーだ ダンボでもない ヤンボーだ マン...
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井の中の蛙大海を知らずといった印象の村

井の中の蛙大海を知らずといった印象の村 俺は色んな国や村を旅してきた おっとただの旅人なんかじゃないぜ? 商人をやっているんだが 俺が扱っているのは物より情報が多い 最近は郵便配達員のようなことをさせられて ちょいとウンザリしている...
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再会したジョンとミリガン(ウエディングハント)

再会したジョンとミリガン(ウエディングハント) ↑ 前回の続きです テーブルに置かれたパンとスープを口にする しかし味なんて分からない もはや食べ物に集中できる状態じゃなかった ジョンは食事を持ってきた男の言っていたことについ...
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チャンスを逃すポンチョ(創作小話です)

チャンスを逃すポンチョ 確信に変わった ポンチョは急いでナチョス教会に向かう 「くそっ!僕は何てバカなんだ。チャンスはそう何度も来ないって分かってたじゃないか!釣りのように!」 確信を現実にするためにアレサンドロ神父に会わなくては ...
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村長からの措置は?ジョンはどうなる?

村長からの措置は?ジョンはどうなる? またまた前回の続きでぇーっす♪ 「ここがお前の部屋だ」 村長の部下が部屋の前に立ち止まると ドアを開け ジョンに中に入るよう誘導する ジョンは不安を抱えながらゆっくりと 一室に入り中を見渡した 中...
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ジョンに告げられる新たな情報

ジョンに告げられる新たな情報 「ジョンとミリガンはどうなる?蠢く影と運命に翻弄される青年 」の続きです ジョンは淹れたコーヒーをジルの前に置いた ジルは軽く会釈しカップに手に取ると 少しの間 波紋を寄せる暗い液体を見つめゆっくりと啜る ...
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ジョンとミリガンはどうなる?蠢く影と運命に翻弄される青年 続きでーす

ジョンとミリガンはどうなる?蠢く影と運命に翻弄される青年 続きでーす サムハンキンポーだお 前回の続きだお 今回は長いお 許してちょんまげ 「待ってください!向こうから絡んできたんですよ!?そんなのおかしいです!」 「確かにそうかもしれん。しかしな、騒ぎを起こしたことに変わりはないからのぉ。お咎めなしというわけにはいかんのじゃ。」 「っ!そんな・・・。」 会場から少し離れたところに小さな小屋があり そこに連れてこられたジョンと傷だらけのミリガンは老人と向き合う形で座っていた 老人は机の上にある数枚の書類に事の顛末を書いていた 書きながらジョン達に伝える 「残念じゃが、お前さん達はもう今後ウェディングハントに参加することができないかもしれん。」 「何故ですか!?」 すかさずミリガンが質問する 「このイベントはな、村の繁栄と存続がかかった大事なものなんじゃ。特に村長が一番大事にされている祭りごとなんでなぁ。この事を知ったら、大変お怒りになるだろう。じゃから、騒動が再び起きないように、お前さん達の参加を禁止にする可能性が高い。」 老人は言い終えるとミリガンに視線を移す 「しかし、お前さんのその傷や話を聞くと、不憫にも思うよ。目をみれば分かるが、とても悪い人間とは思えんからな。」 ニッコリと笑う老人に言われ ミリガンはとても悔やんだ ジョンは老人に尋ねた 「あのぅ、あちら側も今後行われるイベントは参加できなくなるのですか?」 「ああ。君達の証言通りなら間違いなく出場禁止になるだろうし、隣村の娘達に迷惑行為を行ったとして、処罰されるだろうね。困ったやつらだ。」 こうして事情聴取は終わり 二人はそのまま帰宅するよう言われた 今後どうなるかは村の広場にある掲示板に 結果が書かれた紙が貼られる 帰り道ミリガンが項垂れていた 「ジョン、本当にすまない。君にまで迷惑をかけた挙げ句、もうウェディングハントに参加できないかもしれない。ジョンが結婚できないまま一生を終えると思うと・・・。」 「何言ってるんですか。ミリガンさんは何も悪くありませんよ。ミリガンさんが行かなかったら僕が行ってるところでした。まぁ、こてんぱんにやられていたでしょうけど。それにまだどうなるか分かりませんからね!」 ジョンはミリガンを元気付けようと冗談混じりに明るく話す しかしミリガンは落ち込んだまま小さく頷くだけだった その翌日 イベントの次の日は皆仕事が休みになる 普段は早朝から村の広場は活気があり賑やかなのだが イベントの翌日は決まって静かだ 隣村の娘とカップルになった男が自分の村に連れてくることはなく 逆に出向いて女性とその家族に会いに行き もてなしてもらうという習慣になっていた だから村にいない男は上手くいったという風に考え 噂される そして逆も然りだが そんな休日の広場だが今日はやけに騒がしかった 多くの(主に女性だが)村人が掲示板の前に集まっていた そこにジョンもいた 昨日老人が言っていた結果を確認しに来ていたのだ しかしジョンは愕然としていた そこに昨日 揉めたジョンの仕事の先輩ローイを含めた四人組の男達がやってくる 「おい、ジョン!昨日はやってくれたなぁ。しかし、お前ら二人は残念だったなぁ。隣村の信頼を無くす行為をしたとして、二ヶ月間牢屋生活とはなぁ!」 「アッハッハッハッハッハッ!!」 バカ笑いするローイ達に周りの村人達の視線が集まる ジョンは怒りと失望で震えていた 「くッ!何故だ?僕達だけなんだ。何故、あなた達は何も罰則が命じられてないんだ!?こんなのおかしい!」 叫ぶようにして男達を睨み付ける 「おかしいか?俺達の獲物を横取りしておいてよく言うぜ。お陰で傷だらけになるしよ。こんだけの仕事をしたんだから報酬はちゃんと・・、おっといけねえ。ヒヒヒ。」 「報酬?どういうことですか!?あなた達は誰かに…」 「うるせえ!!そんなことはどうでもいいんだよ!それより自分の心配をした方がいいぜ。お前もやっかいな相手に目をつけられたな。」 「えっ?それって・・・」 ジョンの言葉を最後まで聞かず ローイ達はさっさと広場から去っていった その周りではジョンを冷ややかな目で見る村人達が 声を潜めながら囁きあっていた ジョンは立ち尽くすだけでどうすることもできなかったのだ そこにふくよかな年配の女性が現れる 「ジョン!牢屋行きって、あんたいったい何をしたっていうんだい!?」 「マチネおばさん。僕にももう何がなんだか・・・。」 「とりあえず、ここでは言いづらいだろうからうちにおいで。そして事情を聞かせておくれ。」 マチネと呼ばれる女性はそう言うと ジョンの腕を掴み半ば強引に引っ張って広場から離れた そうしてマチネの家に着くと 温かいスープをジョンに飲ませて 落ち着いたところで昨日のイベントの事を聞いたのだった ジョンもなるべく冷静に説明しようと努めた マチネは詳細を聞くと顔色が変わり どこか一点を見つめるようにして何かを考えていた 「大変なことになったわね。あの方が動いたとなると・・もうあなたに隠し続けるわけにはいけないわね。」 ゆっくり息を吐いたマチネのお腹は動いたが小さく縮むことはなかった 息を吐ききると覚悟を決めたように 椅子に座り直しジョンの正面に向き直る マチネの瞳には煌めきながら揺らめく光が宿っていた この女性はジョンのことを幼い頃からよく世話をしてくれている 明るく物怖じすることもなく いつも堂々としている姿は 皆に安心感を与えた 常に平等で間違っていたら 例え地位が高い人間にも躊躇せず叱り 口を出すし どんな人間でも 善良な行いをしたら 我が子のように全身全霊の愛を降り注ぐ だから彼女の前では利他的な行動や 愛のある言葉を投げかけるようになっていた つまり彼女を嫌う者はいないということだ 彼女を愛し尊敬することは当たり前のことである そんな彼女の目を見るとジョンはいつも安心した 今もまた 不安と恐怖が幾分か和らいでいた 「いいかい、これから話すことはむやみに誰かに喋ってはいけないよ。あなたの身に危険が起こるだけだからね。」 ジョンは黙って頷き それに合わせマチネも頷いて語り始める 「この村はね昔は小さな国だったのさ。小さいながらも活気があってね、今よりも作物が取れて家畜も多く、余所の国の商人達もよく出入りしていたのさ。 その時の王様はね、とても聡明でお優しくいつも民のことを考えておられていた。民達も王を崇拝していたんだ。 そんな幸せな小国に悲しい事件が起きる。 一人の家臣が王を殺したんだ。 その家臣はある者に騙され王を殺してしまったんだよ。 まぁここでは簡単に説明するが、王が不正をし民を裏切っているという情報に踊らされて、そそのかされた家臣が、正義と愛国精神を頼りに苦しみながら王に手をかけたのさ。 とても悲しいことだよ。 そして騙した奴が、王に手をかけた家臣を反逆者として吊し上げにし、怒りと悲しみに暮れた民の前で処刑した。 その後、それを待っていたかのように隣国が攻めてきて戦争になったというわけさ。 まぁ、分かると思うが騙した奴は王の側近だったが、隣国の出身でね。ずっと裏で繋がっており虎視眈々と王の首を狙っていたのさ。 しかし誤算だったのは、王亡き小さな国は劣勢を強いられたが、兵達の闘志は折れなかったことだ。 無事守りきると、今度は捨て身で隣国に攻め入るのだが、終わった頃にはどちらも滅んだ。そして、また村として再開するが、今度は隣の村と協力関係を結んだのさ。 その隣国出身だった、王を嵌めた奴が長となってね!今いる村長の曾祖父さ。」 「あの村長が・・そんな。」 話を聞いていたジョンの顔が青ざめる マチネは続ける 「まだ終わりじゃないよ。ここからもっと大事なことを言うからよくお聞き。 ジョン。いや、ジョン・アレクサンダー。あんたは殺された国王の末裔なんだよ。」 「なんですって!?」 「フフフ、あんたは孤児院で育ってるから分からないだろうが。お前の両親はね、お前を守るために孤児院に入れたんだ。 代々から村の長となった者はね、国王の血を途絶えさせることで、この村が本当の国として生まれ変われると教え込まれてるんだよ。 だから、散り散りになった国王の子や孫、血縁者を一人残らず始末しようと陰で企てておる。 私はね、お前の両親より先の先代から、王の血を守るよう命じられている者ってわけさ。」 「・・・。」 「いいかい?今回の話を聞いて思ったわけさ。あくまで推測の域だが、お前があのイベントでいつも上手くいかないのは、村長やその部下、更には息子達が隣村の娘達にお前さんの情報を流していて、巧みに妨害していたからなんじゃないかとね。 そして今回、上手く奴等の罠に嵌まったわけさ。」 黙って聞いていたジョンは、頭の中でマチネが話したことを何度も整理して反芻させていた そして口を開く 「ということは、今まで引いて逃げるようにしていた女性や、今回やけに絡んできた二人組、何故かいつも嫌がらせをしてくるローイ先輩達も村長の手先だったということですか? しかし、ミリガンは関係ないじゃないですか?」 ジョンの質問に暫く考えていたマチネは頷きながらゆっくりと答えていく 「そうだね。そう考えた方が正しいと言えるね。まぁ、しかしよりによってミリガンが引き金になるとはねぇ。これも何かの運命かもしれないね。」 ジョンの目の色が変わりマチネに身を乗り出すようして頼み込む 「どういうことですか!?ミリガンは関係ないのでしょう?マチネおばさん!教えてください!」 暫し沈黙が流れる 目を閉じていたマチネはゆっくりと深呼吸し 息を整えると ゆっくりと目を開きジョンを見つめた 「ミリガンの祖先を辿っていくとね、国王を殺してしまった家臣に行き着くのさ。つまり、そういうことだよ。」 返事ができなかった ジョンは衝撃の事実を知り 涙が溢れてくる ミリガンと初めて出会い 声をかけられてから仲良くなり 色々な話をしたことを思い出していた 事件となったイベントの時も 女性に手荒な真似をした先輩達に怒り 自分の正義を貫いた そして結果として罪を着せられたにも関わらず ずっとジョンに謝罪していた姿は 国王を殺めた家臣と似ているのだろうか ジョンは自分のことよりも ミリガンの残酷ともいえる悲しい運命に涙が止まらなかった 「ごめんね。辛いのは分かるけど、なんとか受け止めてちょうだい。」 そういってジョンを自分の胸に抱き寄せる ジョンはずっと堪えるように震えながら静かに泣いていた ようやくジョンは落ち着き それを確認したマチネは今後について話始めた 「さて、泣かせた後に更に申し訳ないけど、これからのことを考えなきゃね。あの貼り紙に書いてあったけど、今日の夕方にお前さんを迎えに村長の部下がやってくるだろう。」 ジョンはマチネの服の胸元に 濡れた痕跡がまだ残っているのをぼんやり見ながら頷く 「下手に逃げたところで事態はまずくなるだけだからね。抵抗はしないことだね。問題は牢に入れられてからどんな尋問があるかだ。下手したら拷問もあるかもしれない。」 それを聞いて背筋がゾッとした 「まぁ、手荒な真似はしないと思うよ。しかし、今私が教えたことは誰にも言ってはいけないよ。村長の計画がバレたと判断したら何をするかわからないからね。 あくまで、何も知らないと言うんだ。分かったね?」 「はい。わかりました。」 ジョンは頷く 「後は、私と仲間何人かで手分けしてお前さんとミリガンの罰を軽くできないか動いてみる。署名も集めれば少しは考えてくれるだろう。いくら国王の血を途絶えさせると言えども、一番は村のことを考えるはずだからね。」 「そうですね。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします!」 深く頭を下げるジョンの背中をさすり首を振るマチネ こうして家に戻ったジョンは村長の部下が来るのを待った 時間まで一時間を切った時 ドアをノックする音が聞こえた ジョンは時間より速い訪問に首を傾げながらドアを開けた 「いきなりですまない。君にマチネという年配の女性について話しておきたいことがある。」 開口一番に言われたことよりも目の前にいる人物に驚いた そこにいたのはジルだった 続く はい。 まだまだ終わりそうにないので、一旦終了して次回はまた普通の日記を書きます 続きが早く読みたい方がいましたらコメントにお知らせください(いるのかしら) 毎度ながらクリックありがとうございます! ↓ お名前.com
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